ビアンキのロードバイクで10万円以下のものってある?
ロードバイクに興味が出てきたけど、「ビアンキって高そう…」「10万円くらいで買えるの?」なんて不安、ありませんか?この記事では、イタリアの老舗ブランド・ビアンキのロードバイクについて、初心者の方でも手が届きやすい10万円台のモデルを中心にご紹介します。
実は、ちょっとした工夫や選び方次第で、ビアンキのバイクも意外と安く手に入るんです。これからロードバイクを始めたい人や、エントリーモデルを探している人にぴったりの内容になっているので、ぜひ最後までチェックしてみてください!
10万円台のビアンキ・ロードバイク

初心者用のエントリーモデル
10万円台でビアンキのロードバイクを探すなら、まず注目すべきは「エントリーモデル」です。これは、自転車にあまり詳しくない初心者でも安心して乗り始められるように設計されたモデルで、「価格」「性能」「扱いやすさ」の3つのバランスが取れているのが特徴です。
一般的に「エントリーモデル」とは、そのブランドが展開する中で最も手頃な価格帯(ビアンキで言えば10万円〜20万円ほど)に設定されたロードバイクのことを指します。これらのモデルには以下のような特長があります:
- 軽量なフレーム:多くはアルミフレームが採用され、走行時の疲れが軽減されます。
- 基本的なシマノ製コンポーネント:変速やブレーキなどのパーツには信頼性の高いシマノ製が使われており、メンテナンス性も◎。
- 乗りやすい設計:ポジションがきつくなく、長距離でも無理なく走れるジオメトリ。
- 価格が手頃:初めての1台として選びやすい価格設定。
ビアンキの中でも、エントリーモデルとして最も有名なのが「VIA NIRONE(ヴィアニローネ)7」。

このシリーズはビアンキのロードバイクの原点とも言える位置づけで、初めてロードバイクに乗る方にとって非常に評判の良いモデルです。ただそんなエントリーモデルでも10万円台とはいきません。
- 搭載パーツ:SHIMANO SORA(9速)などを採用し、街乗り〜週末のロングライドまで対応可能。
- 価格帯:定価は17万円台〜20万円台とやや高め。しかし、セールや型落ちを狙えば10万円台前半で購入できるケースもあります。
現状、ビアンキのエントリーモデルが10万円を切る価格で販売されることはほとんどありません。ですが、以下のような状況では価格が下がる可能性が高いです:
- モデルチェンジのタイミング:新型が出ると旧型が型落ち扱いになり、値下げされる。
- シーズン終盤のセール:秋〜冬の在庫処分セールで価格が大きく下がることも。
- アウトレットやリユース販売:サイクルベースあさひなどでは掘り出し物が見つかる可能性あり。
このようなタイミングを狙えば、VIA NIRONE 7などのエントリーモデルを10万円台で購入することも夢ではありません。ロードバイクを始めたいけど、いきなり高価なモデルには手が出しにくい…そんな初心者の方は、まさにこのクラスのモデルをチェックしておくと良いでしょう。
10万円以下のロードバイク全種類
結論から言うと、2025年現在、ビアンキが公式に販売している新品ロードバイクで定価10万円以下のモデルは存在しません。ビアンキは伝統あるイタリアブランドであり、高品質な設計・パーツ構成を誇るため、最も安価なロードバイクであっても定価は17万円前後からとなっています。
ビアンキのロードバイクの中で、価格的に最もエントリー寄りなのが先ほどの「VIA NIRONE 7」です。
- 搭載パーツ:SHIMANO SORA(9速)コンポーネント
- 定価:約170,500円(税込)
- セール価格:15万円台まで下がることもあり(ただし10万円以下は基本的に難しい)
このモデルは初心者に非常に人気がありますが、現行の新品モデルで10万円以下となると、かなり厳しいのが現実です。
クロスバイクタイプに数種類存在
ビアンキといえばロードバイクのイメージが強いブランドですが、実はクロスバイクタイプにもコスパの高い優秀なモデルが揃っています。その中でも注目すべきなのが「C-SPORT(シー・スポーツ)」シリーズ。
項目 | C-SPORT 1 | C-SPORT 2 | C-SPORT CROSS |
---|---|---|---|
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定価(税込) | ¥85,800 | ¥96,800 | ¥107,800 |
セール価格(税込) | 約¥78,000 | 約¥88,000 | 約¥98,000 |
特徴 | 最も安価な入門モデル。街乗りや通勤に最適 | 安定性・耐久性も備えたバランス型 | 未舗装路対応。マルチユースモデル |
おすすめ用途 | 街乗り・通勤 | 通勤・週末ライド | 通勤・レジャー・軽オフロード |
これは、ロードバイク譲りのスポーティな見た目と走行性能を持ちながらも、より日常使いしやすいフラットバーハンドルを採用した、いわゆる“クロスバイク”と呼ばれるジャンルのバイクです。
C-SPORTシリーズの魅力とは?
- スポーティな見た目:ビアンキ特有のチェレステカラーやスリムなフレーム設計は健在で、見た目の満足度も高め。
- フラットバーハンドル:ドロップハンドルと違って、姿勢が起きやすく、街乗りや通勤・通学に適している。
- 幅広いギア比:3×8速の変速機構で、上り坂から平地の高速走行まで対応可能。
- 10万円以下の価格帯:新品でも手が届きやすく、初めてのスポーツバイクとして非常に人気。
どのモデルを選ぶかは用途と予算によって変わります。予算を優先したいなら「C-SPORT 1」が最も安価で、ビアンキのブランドを手軽に体感できるベストな選択肢です。
一方、通勤に加えて週末のサイクリングなどにも使いたい場合は、価格と性能のバランスが取れた「C-SPORT 2」がおすすめです。そして、舗装された道だけでなく、少し荒れた道や未舗装路も走りたいという方には、マルチに使える「C-SPORT CROSS」が適しています。
どのモデルも10万円以内で購入できる上に、軽量かつ耐久性に優れた設計がされているため、スポーツバイク初心者はもちろん、街乗りや日常使いにもぴったりのラインナップとなっています。
型落ちモデルを狙う
ビアンキのような人気自転車ブランドで10万円以下のモデルを手に入れたい場合、非常に有効な手段の一つが「型落ちモデル」を狙うことです。
「型落ち」とは、簡単に言えば“旧モデル”のこと。自転車に限らず、家電やパソコン、スマホ、自動車など多くの製品で毎年新しいモデルが発売され、それに伴って前年度以前のモデルが「型落ち」として扱われるようになります。
ビアンキも例外ではなく、ほぼ毎年のようにデザインやパーツ構成が見直され、新しいラインナップが登場します。すると前の年に販売されていたモデルは型落ち扱いとなり、販売価格が下がる傾向にあります。
型落ちモデルを狙うメリット
- 価格が大幅に下がる
新品でも最大で20〜30%オフになることがあり、10万円以上のバイクを10万円以下で購入できる可能性があります。 - 性能面では大きな差がないことも多い
年によってはカラーや細かい仕様の違い程度で、基本構造やコンポーネントが同じというケースも。つまり、実質的には現行モデルとほぼ変わらないのに、価格はグッとお得。 - 新品保証がつくこともある
在庫品として販売される場合は、新品扱いで保証が適用されることも。中古と違って安心して購入できます。
注意点・デメリット
ただし、型落ちモデルを購入する際にはいくつか注意点もあります。
- 欲しいサイズやカラーがない可能性
型落ちは在庫限りの商品が多いため、人気サイズや定番カラーは早めに売り切れてしまうことがあります。 - 保証が短い・限定的な場合も
一部のアウトレット品では、通常よりも保証内容が制限されているケースもあるため、購入前に必ず確認しましょう。 - 最新トレンドを取り入れていないことがある
例えば、最新の変速システムや新素材などを重視する場合は、型落ちでは物足りない可能性があります。
あさひのアウトレットを狙う
ビアンキの自転車を少しでも安く手に入れたいなら、「サイクルベースあさひ」のアウトレット品をチェックするのが非常におすすめです。
というのも、サイクルベースあさひは全国に店舗を展開している大手の自転車専門チェーンであり、オンラインショップでも幅広いラインナップを取り扱っているため、安心感と選択肢の多さを兼ね備えています。
しかも、その中には通常価格よりも大幅に割引されたアウトレット品が多数存在しており、10万円以下でビアンキのバイクを手に入れるチャンスが豊富にあるのです。
- ROMA2 クロスバイク -22モデル:45%OFF → 約89,540円(税込)
- C-SPORT 1 -24モデル:5%OFF → 約81,510円(税込)
- マウンテンバイク M0015C:50%OFF → 約56,100円(税込)
さらに、あさひのアウトレットが狙い目な理由としては、大手ならではの在庫量と信頼性が挙げられます。全国展開の店舗網に加え、しっかりとしたアフターサービス体制が整っているため、ネット通販での購入であっても安心して利用できますし、商品到着後のサポートも充実しているので初心者にもやさしいのが魅力です。
加えて、あさひでは“ネット通販限定セール”が定期的に開催されており、実店舗では見つからないような割引価格で販売されている商品も数多くあります。たとえば、ROMA2のクロスバイクが45%オフで約89,540円(税込)、C-SPORT 1が5%オフで約81,510円(税込)、マウンテンバイクM0015Cは50%オフで約56,100円(税込)など、掘り出し物に出会える可能性は非常に高いです。
ただし、いくつかの注意点もあります。まず、アウトレット商品は在庫限りであるため、人気のモデルやサイズはすぐに売り切れてしまうことが多く、早めのチェックが必要です。また、商品によっては「店頭受け取りのみ」といった地域限定条件がついているケースもあるため、自宅配送が希望の場合は事前確認が必須です。そして、購入前には必ず商品の写真や説明文をしっかり確認し、自分の使い方や体格に合ったサイズかどうかを見極めることが大切です。
このように、あさひのアウトレットは価格・信頼性・品揃えの三拍子が揃っており、特にコスパ重視でビアンキのバイクを探している人にとっては非常に魅力的な選択肢となっています。
10万円台のビアンキ製ロードバイクに関するQ&A

C-SPORT1の定価は?
「C-SPORT 1」はビアンキが展開するクロスバイクシリーズの中で最も手ごろなモデルであり、定価は税込85,800円(税抜78,000円)です。初めてスポーツバイクに乗る人に向けたエントリーモデルとして設計されており、特に以下の点が特徴です:
- 3×8速の変速機構で、平坦から坂道までしっかりカバー
- 700×38Cの極太タイヤを採用し、段差や悪路にも強く、通勤や通学でも快適
- クロスバイクでは定番のVブレーキを採用し、メンテナンス性と制動力を両立
- スポーティな見た目ながら厳しすぎない前傾姿勢で乗りやすく、初心者にも安心
- 人気のホワイトカラーは毎年即完売する傾向があり、早めのチェックが推奨されます
多用途な使い方が可能で、街乗りから週末のサイクリングまで幅広く活躍する一台です。
最上位モデルとその値段は?
ビアンキの中で最上位に位置づけられているのが、「Oltre RC(オルトレ アールシー)」です。

このモデルは、世界のトップレースを戦うプロ選手も実際に使用する本格レーシングバイクであり、単なる高級モデルというだけでなく、レースの現場で実証された性能を持つ、フラッグシップバイクです。
Oltre RCは、ビアンキが誇るフラッグシップモデルとして、いくつもの最先端テクノロジーが詰め込まれています。まず、フレームには「Reparto Corse(レパルト・コルセ)」と呼ばれるビアンキの開発部門が設計した超高弾性カーボン素材が使用されており、これはペダルを踏んだ瞬間に抜群の反応性と加速力を発揮します。
さらに、空気抵抗を極限まで削減するための独自技術「Air Deflector」が搭載されており、フロントフォークとヘッドチューブに設けられたウイング形状のパーツが走行風を制御。特に高速巡航や向かい風の場面でその効果を大きく発揮します。
また、ケーブル類はすべてフレーム内に収められた完全内装設計となっており、見た目の美しさだけでなく、空力性能の向上にも貢献しています。加えて、ディスクブレーキ専用設計となっているため、天候に左右されることなく、下り坂でも安定した制動力を提供します。
そして、軽量化と剛性のバランスも非常に優れており、ヒルクライムでもスプリントでも高次元の走行性能を実現。まさに、Oltre RCはトップ選手のために作られた「勝つためのバイク」と言える存在です。
価格とバリエーション
フレームセットのみでの価格は約65万円前後(約5,900ドル相当)。
完成車になると、搭載されるコンポーネント(例:Shimano DURA-ACE Di2、SRAM RED eTap AXSなど)やホイールによって価格が変動し、80万円〜120万円前後が相場です。
国内販売店や海外サイトでも取り扱いがあり、仕様により価格帯は大きく幅があります。バースペックですが、性能を求める人にとっては夢の一台です。
他のブランドだと何がある?
ビアンキ以外にも、10万円前後で購入できるエントリーレベルのロードバイクを展開しているブランドは多数あります。以下はその一例です。
項目 | GIANT(ジャイアント) | MERIDA(メリダ) | KhodaaBloom(コーダーブルーム) | NESTO(ネスト) | SCOTT(スコット) |
---|---|---|---|---|---|
モデル名 | CONTEND 2 | SCULTURA 200 | KESIKI Touring | FALAD | SPEEDSTER 40 DISC |
特徴 | アルミ+カーボンフォーク | 軽量アルミ+SORA | CLARIS搭載のツーリング向け | TOURNEY搭載の軽量モデル | 機械式ディスクブレーキ |
価格帯 | 約10万円前後 | 10万円台前半 | 約10万円前後 | 約9万円前後 | 約14万円前後 |
どれも初心者向けでコスパが高く、ロードバイクデビューにぴったりのモデルです。
グラベルロードは安い?
グラベルロードバイクは、ロードバイクとマウンテンバイクの中間的存在で、舗装路・未舗装路の両方に対応できるマルチパーパスバイクです。ビアンキでも「ARCADEX(アルカデックス)」というモデルがグラベルロードとして展開されています。
- 700×42Cまで対応のワイドタイヤ
- 油圧ディスクブレーキ搭載
- 舗装路から砂利道まで快適に走れる安定感重視の設計
ただし、価格帯としては10万円以下というより、中〜高価格帯(20万〜30万円以上)が主流です。ロードバイクよりもタフな構造が必要なため、どうしても価格は高めになります。よって、安さ重視ならクロスバイクや型落ちのロードバイクの方が現実的です。
伝統のチェレステカラーってダサい?
ビアンキといえば、真っ先に思い浮かぶのが「チェレステ(Celeste)」という独特なカラー。

チェレステとは、イタリア語で「空色」や「天の色」を意味し、単なるカラー以上にブランドのアイデンティティそのものとして認識されています。この淡いブルーグリーンの色合いは、他の自転車ブランドにはない個性を放っており、ビアンキに乗っていることがひと目で分かるほどの象徴的存在です。
一部のネット上などで「チェレステってダサくない?」という声が出ることがあります。
ただ実際には色そのものが評価されていないわけではありません。むしろ多くの人にとっては、他ブランドにない美しい色味、伝統、個性として高く評価されています。
ではなぜ「ダサい」と言われるのかというと、その理由の多くは次のようなものです。
たとえば、信号無視や歩道暴走などをしている人がチェレステに乗っていた場合、「ビアンキ=マナーが悪い人が多い」といったネガティブな印象を与えてしまうことがあります。黒やグレーのように無難な色であればブランドまでは気づかれませんが、チェレステはそれだけ目立つため、良くも悪くも印象に残りやすいのです。
チェレステカラーはおしゃれな印象を与える一方で、「とりあえずビアンキを買っておけばカッコいい」という理由だけで選ぶ人もおり、そうした人の乗り方や扱い方に違和感を感じるベテランライダーもいるようです。
チェレステを愛する人も多い
一方で、長年スポーツバイクに乗っている人や、ビアンキの歴史を知るファンからは、「チェレステこそがビアンキの魂」「他のどのブランドにもない美しさ」として愛され続けています。
- レースに出場している本格派ライダーがチェレステのバイクに乗っている姿は、むしろ誇りと本気度の象徴
- 長く乗っても飽きがこない、芸術的で上品な色合いとして評価されている
つまり、チェレステが「ダサい」と言われる背景には、一部の利用者の行動や印象が強く関わっているだけで、色自体の評価が低いわけではないのです。