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ロードバイク 販売店・価格

ロードバイクS1NEOってどういうメーカー?買い方は?

S1NEOってロードバイクのメーカーはどこで買えるの?

ロードバイクに興味を持ち始めた方や、次の一台を探している方の中には、「S1NEO(エスワンネオ)」という名前を聞いたことがある人もいるかもしれません。

S1NEOはまだ日本ではそこまで知名度が高いとは言えませんが、実はフランス生まれの注目ブランド。しかも、世界レベルの選手も使っているような本格派のロードバイクを手がけているんです。

でも、いざ「S1NEOのロードバイクが欲しい!」と思っても、どこで買えるのか、どうやって手に入れればいいのか、よく分からないという声も多いはず。そこで今回は、S1NEOロードバイクに関する情報をしっかり整理してご紹介していきます。

「どこの国のメーカー?」「日本に販売店はあるの?」「ネットで買えるの?」「中古ってどう?」など、S1NEOに関するあれこれをまとめているので、これからロードバイク選びを始めたい方にもピッタリです。この記事を読めば、S1NEOの魅力だけでなく、買い方のポイントもスッキリ理解できるはずですよ。

ポイント

  • 日本国内での購入は岡山県倉敷市の正規販売店「ル・ヴェロ・ガニヨン」のみで可能。
  • 通販や量販店での販売は行っておらず、店頭での対面販売が基本。
  • 購入前には試乗や相談が推奨されており、来店して選ぶスタイル。
  • フレームセットが中心だが、完成車の取り扱いも一部あり。
  • 中古購入を希望する場合は、メルカリやヤフオクなどの個人売買サイトを利用する。

S1NEO公式サイト

S1NEO製ロードバイクの買い方

ポイント

  • 主な販売店・正規代理店
  • 価格相場・平均価格
  • 一番安いモデル
  • 中古の購入方法

主な販売店・正規代理店

S1NEO(エスワンネオ)の日本国内における正規販売店は、岡山県倉敷市にある「Le vélo gagnant(ル・ヴェロ・ガニヨン)」のみです。2025年現在、この店舗が日本でS1NEOを正規ルートで購入できる唯一の場所となっており、アジア初のS1NEO専門店でもあります。

このショップを運営しているのは、現役の競輪選手である岡田浩太氏です。彼は2014年にインターネットでS1NEOというブランドを知り、2016年にはトラックレース世界チャンピオンであるフランソワ・ペルビス選手と玉野競輪場で交流を持ちました。これをきっかけに親交を深め、2017年にはフランスのS1NEO社と直接交渉のうえ、日本での独占販売契約を締結しました。

店舗は、瀬戸大橋温泉やま幸の敷地内に位置しており、ロードバイクの販売だけでなく、相談や試乗なども行える専門店です。営業時間は12時から19時まで、水曜日が定休日ですが、岡田氏が現役選手として活動しているため、レース出場などにより臨時休業となることがあります。訪問を計画する際は、事前に営業状況を確認するのが安心です。

S1NEOの販売スタイルは、一般的な自転車ブランドとは異なります。通販や量販店での取り扱いはなく、すべて店頭での対面販売のみとなっています。この販売方針には、購入前にしっかりと相談や試乗を行い、ユーザーが本当に納得できる一台を選んでもらいたいという意図があります。

そのため、S1NEOを購入したい場合は、岡山まで足を運ぶ必要がありますが、その分、製品の理解やサポートがしっかりしており、購入後も安心して乗り続けることができます。信頼できる専門家によるアドバイスや、ブランドに込められた想いを直接聞けるという点でも、非常に価値のある販売方法と言えるでしょう。

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価格相場・平均価格

S1NEOのロードバイクはフレームセットや完成車として販売されており、価格帯はおおよそ18万円から約80万円。モデルによって性能や仕様が異なり、それに応じて価格も変動します。

代表的なモデルの価格は以下の通りです(税抜):

  • 799 VERSUS(完成車):79万6000円
  • 699D(フレームセット):41万9000円
  • 599D(フレームセット):33〜40万円(デザインにより異なる)
  • CX02(フレームセット):33万円
  • 490 HIDA(フレームセット):18万円

このように、軽量性や空力性能を追求したハイエンドモデルほど高価格帯に位置しています。

一番安いモデル

S1NEOのラインナップの中で最も手ごろな価格で提供されているのが、「490ヒダ(HIDA)」です。価格はフレームセットで税抜18万円。エントリーモデルに位置づけられながらも、その仕様は非常に優れており、初めてのロードバイクにも最適な選択肢といえます。

490ヒダは、日本限定で展開されている特別仕様のモデルです。名前の「ヒダ」は、飛騨高山に由来しており、S1NEO社の社長が親日家であることから、日本市場向けに特別に開発されました。もともとはエントリーモデル「499」の進化版として設計されており、フレーム素材には東レ製のT700カーボンを採用。これにより軽量かつ高い剛性を実現しています。

また、デザイン面でも一体型シートポストクランプや内装ケーブルなど、上位モデルに劣らないエアロデザインを取り入れています。さらに、シートステーは振動吸収性を高めつつ、チェーンステーには角断面設計を用いて駆動効率を向上させるなど、細部に至るまで工夫が凝らされています。

フォークもフルカーボン仕様で、シートポストはオリジナルのカーボン製。試乗車(Mサイズ)の実測重量はペダルなしで約8.2kgと、非常に軽量です。サイズ展開もXSからLまで幅広く、体格に合わせて最適な一台を選ぶことができます。カラーはホワイト×ピンク、ホワイト×シルバー、チョコレートグレーの3色から選択可能です。

完成車として組む場合は、シマノ105をベースにした構成が推奨されており、初期投資を抑えつつも将来的にパーツをアップグレードして楽しむ拡張性も備えています。まさに、長く付き合えるバイクとしての魅力を持っています。

中古の購入方法

SS1NEOは正規販売店が1店舗のみで通販対応も行っていないため、中古市場を活用することも有力な選択肢となります。中古車両は、主に以下のような個人売買プラットフォームやオークションサイトを通じて入手できます。

・メルカリ
・ヤフオク
・ジモティー

これらのサイトでは、過去モデルや使用頻度の少ない美品などが出品されていることがあり、新品よりも大幅に安い価格で購入できる可能性があります。

特にロードバイクは定価が高額になりやすいため、中古市場ではコストパフォーマンスが非常に高いのが魅力です。

メルカリの出品状態
メルカリの出品状態

中古購入のメリットとしては、価格がリーズナブルである点に加え、リセールバリューが高いという特長もあります。

一度購入して乗ってみた後、再度売却する場合でも大きな損失になりにくいため、実質的な負担が少ないのが特徴です。また、生産終了となったモデルや特定のカラーリングなど、既に新品では手に入らない希少なバイクを見つけられることもあります。

ただし、中古購入には慎重な判断が必要です。特に確認すべきポイントは以下の通りです。

・フレームやパーツの傷や劣化の有無
・消耗品(タイヤ、チェーン、ブレーキ等)の状態
・サイズが自分に合っているか
・前オーナーの使用環境や保管状態

また、購入後に整備やメンテナンスが必要になるケースが多く、特に初心者の場合は「何をチェックすべきか分からない」「メンテナンスをどこに依頼すればいいか迷う」といった不安も伴います。

購入した中古車を持ち込む際、店舗によっては整備を断られるケースもあるため、あらかじめ相談可能なショップを見つけておくことが大切です。

できる限り信頼できる中古販売店や専門の業者(例:ビチアモーレなど)を利用することで、初期整備や保証がしっかりしており、安心してロードバイクライフをスタートできるでしょう。

ロードバイクメーカーS1NEOに関するQ&A

ポイント

  • どこの国のメーカー?
  • 何種類あるの?
  • エントリーモデルはどれ?
  • 完成車はある?
  • 599・699・799の違いは?
  • フレームの素材は何が多い?

どこの国のメーカー?

S1NEO(エスワンネオ)はフランスで設立された自転車メーカーです。サイクリング競技が盛んなフランスにおいて、新興ながらプロ選手にも採用されるなど実力を持つブランドとして注目を集めています。

特にトラック競技の世界記録保持者であるフランソワ・ペルビス選手が開発に関与したことで、品質とパフォーマンスの高さが広く認知されるようになりました。

日本には2017年に初進出し、現在は岡山県倉敷市に専門店を構える「S1NEO JAPAN」が、フランス本社との独占契約のもとで国内唯一の正規販売店として活動しています。

何種類あるの?

S1NEOのロードバイクは、性能や目的に応じていくつかのモデルが展開されています。主なシリーズは以下の通りです。

・599シリーズ:快適性重視のオールラウンドモデル
・699シリーズ:空力性能を重視したエアロロード
・799シリーズ:599と699の性能を融合させたハイエンドモデル
・490ヒダ:日本限定のエントリーモデルで、扱いやすくコストパフォーマンスに優れる
・CXシリーズ(CX02など):シクロクロス競技用に設計されたオフロード対応モデル

これらのラインナップにより、初心者から上級者、さらにはレース志向のユーザーまで幅広く対応しています。

エントリーモデルはどれ?

現行のエントリーモデルは「490ヒダ(HIDA)」です。日本限定モデルとして設計され、価格は税抜18万円のフレームセットと手ごろながら、東レのT700カーボンを使用した高性能な設計が特徴です。

一体型シートポストクランプや内装ケーブル処理といった、上位モデルに用いられる設計も取り入れられており、初めてロードバイクに挑戦する人でも長く使える性能と拡張性を持ち合わせています。

フレームの素性が良いため、最初はエントリーグレードのパーツで組み、のちにアップグレードしていく楽しみもあります。

完成車はある?

S1NEOではフレームセットでの販売が中心ですが、完成車として販売されているモデルも存在します。特にハイエンドモデルの799 VERSUSは、完成車として税抜79万6000円で販売されています。

また、490ヒダのようなフレームセットをベースにして、シマノ105などのパーツを使って完成車として組み立てることも可能です。ただし、S1NEOの販売は岡山県の正規店「ル・ヴェロ・ガニヨン」での対面販売に限られており、通販は行っていないため、組み立てについては店頭での相談・依頼が必要になります。

599・699・799の違いは?

S1NEOの主力シリーズである599、699、799は、どれもロードバイクとしての基本性能を備えながら、異なる特性にフォーカスしています。

599シリーズ:快適性重視のオールラウンダー

599シリーズは、ロングライドや普段使いを意識して設計された、快適性を重視したモデルです。フレーム設計には振動吸収性を高める工夫が施されており、長時間の走行でも身体への負担を抑えることができます。

例えば、細身のシートステーや、適度にしなりを持たせたリアトライアングル設計により、路面からの突き上げを和らげ、滑らかな乗り心地を実現します。また、ハンドリングも安定しており、初心者でも安心して扱えるバイクです。

長距離ツーリングや週末のサイクリング、通勤・通学といった使い方に向いており、初めてのカーボンロードとしてもおすすめできる一台です。

699シリーズ:エアロ性能特化のスピードモデル

699シリーズは、空力性能を追求して開発されたエアロロードモデルです。高速巡航性能に特化しており、レースやトレーニングなど、スピードを求めるシーンで真価を発揮します。

特徴的なのは、ヘッドチューブやダウンチューブのエアロ形状、シートポストの後方をカットした翼断面デザインなど、全体に空気抵抗を減らす工夫が凝らされている点です。また、剛性の高いフレーム設計により、ペダルを踏み込んだ力がダイレクトに推進力に変わる感覚を味わえます。

ただし、その分、快適性は599シリーズに比べてやや犠牲になっているため、主に競技志向の強いユーザーやヒルクライムよりも平地・高速巡航を重視するライダーに適しています。

799シリーズ:快適性とエアロ性能を両立したハイエンドモデル

799シリーズは、599の快適性と699の空力性能を融合させた、S1NEOのフラッグシップモデルです。高剛性かつ軽量なフレーム設計により、登坂性能にも優れており、ヒルクライム、スプリント、ロングライドなどあらゆる状況に対応できる万能バイクに仕上がっています。

シートステーやチェーンステーには剛性としなやかさのバランスを取る設計がなされており、パワー伝達性と乗り心地の両立を実現。空力的にも優れており、レースシーンや本格的なロングライドでもストレスなく走行可能です。

このモデルは完成車としても販売されており、価格は79万6000円(税抜)。上位グレードのコンポーネントと軽量ホイールを組み合わせることで、プロスペックに近い仕様で仕上げることが可能です。

フレームの素材は何が多い?

S1NEOのフレームには、主にカーボン素材が使用されています。中でも、東レ製のT700カーボンが多くのモデルに採用されており、軽量かつ高剛性な素材として信頼されています。

最も手ごろなモデルである490ヒダでさえT700カーボンを使用しており、他ブランドのエントリーモデルと比較しても優れた性能を誇ります。過去に展開されていた499モデルについてもカーボンフレームであったとされており、S1NEOは一貫してカーボンにこだわった設計を貫いているブランドです。

S1NEOというロードバイクメーカー・買い方まとめ

ポイント

  • S1NEOはフランス発のロードバイクメーカーで、プロ選手にも使用されている。
  • 日本での正規販売店は岡山県倉敷市の「ル・ヴェロ・ガニヨン」のみ。
  • オンライン通販は行っておらず、購入は店舗での対面販売に限られる。
  • 価格帯は18万円から約80万円までと幅広く、モデルによって性能が異なる。
  • 最も安いモデルは490ヒダで、税抜18万円のフレームセット。
  • 490ヒダは日本限定モデルで、東レT700カーボンを使用した高性能フレーム。
  • 主力モデルは599(快適性重視)、699(空力重視)、799(両立型)の3シリーズ。
  • フレーム素材はカーボンが主で、T700カーボンを中心に採用している。
  • 完成車としての販売もあり、799 VERSUSは完成車で税抜約80万円。
  • 中古の購入はメルカリ、ヤフオク、ジモティーなどが活用されているが、事前確認とメンテナンスが重要。

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