電動アシスト自転車は坂道や長距離の移動を楽にすることで日常の移動手段として非常に便利です。
特に体重が100キロ以上の方や子供を安全に乗せたい親にとっては、適切な自転車を選ぶことが快適な移動に不可欠。
この記事ではそうしたニーズに応える自転車の選び方をわかりやすく解説します。
解説ポイントはこのような感じ。
体重100キロ程度でも電動自転車を諦める必要はありませんよ!
電動自転車と耐荷重の限界
電動アシスト自転車は通常の自転車に比べてライディングをより快適に、より楽にすることを目的としています。
しかしその快適性と効率性はライダーの体重によって大きく影響を受けます。
ポイントはこの2つ。
耐荷重は自転車のフレーム、ホイール、ブレーキシステムが安全に対応できる最大重量を指し、これが適切でなければ安全性と性能が著しく低下します。
このセクションでは、電動自転車の耐荷重の基本と、それがライダーの選択肢にどのように影響するかを概説します。
電動自転車の耐荷重基準
日本工業規格(JIS)によると、電動アシスト自転車の設計は通常、乗員体重を65kgとして評価されます。
自転車の最大積載量って、ご存知ですか? JIS規格では、乗車する人間の体重を65キロと規定しています。
https://www.cb-asahi.co.jp/blog/howto/143/#:~:text=%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%99-,JIS%E8%A6%8F%E6%A0%BC%E3%81%A7%E3%81%AF%E4%B9%97%E8%BB%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%BA%BA%E9%96%93%E3%81%AE%E4%BD%93%E9%87%8D%E3%82%9265,%E3%81%A8%E8%A6%8F%E5%AE%9A%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
この数値は一般的な成人の平均体重を基準に設定されており、自転車の各部品や全体の構造がこの重量を基に耐久性が計算されています。
体重が65kgを超える場合、フレームやホイール、サスペンションシステムに余分なストレスがかかりその結果として自転車の寿命が縮まる可能性があります。
これは耐荷重を超えることによる物理的な負担が増加するためです。
100キロでも乗ることは不可能、というわけではないですがメーカーの基準からは外れるということ。
体重が自転車選びに与える影響
ライダーの体重が増加すると自転車の性能に複数の面で影響が出ます。
まず重量が重いほどアシストモーターにかかる負荷が大きくなり必然的にバッテリーの消耗も早くなります。
これはモーターがより多くのエネルギーを使って同じ速度や加速を維持しようとするためです。
さらに航続距離が短くなるため、長距離を走行する際には頻繁な充電が必要になるかもしれません。
タイヤに関しては重い体重によってタイヤへの圧力が増し、パンクのリスクが高まります。
これらの問題を避けるためには、体重に見合った耐荷重の高いモデルを選ぶことが重要です。
このように電動アシスト自転車の選び方は単なる好みの問題ではなく、ライダーの体重によってその安全性や性能が大きく左右されるため、耐荷重は非常に重要な選択基準となります。
体重100キロ超の選び方ポイント3点
なので体重が100キロを超える場合は電動自転車を標準体重の人より慎重に選んでいく必要があります。
そこで気を付けるポイント、見るべき点はこの3つ。
これらを確認してから購入すれば問題なく動く電動自転車が手に入るでしょう。
1、耐荷重性の確認
まず確かめるべきポイントは電動自転車の耐荷重量です。
メーカーや車種によってこの数字が大きく違っているからです。
自転車の耐荷重はフレームやタイヤ、ホイールが支えられる最大重量を指します。
例えばヤマハの電動アシスト自転車の多くは耐荷重が120キロ程度まで対応していますがこれを超える体重の場合、特別に強化されたモデルを選ぶ必要があります。
この情報は製品の仕様書か直接メーカーに問い合わせて確認することが重要です。
2、タイヤの選択
二つ目はタイヤの選択です。
体重が重い場合に効果を発揮するタイヤの大きさや質があるからです。
体重が重い場合タイヤは自転車の全重量を支える基点となるため選び方が非常に重要です。
太くて耐久性のあるタイヤを選ぶことでパンクのリスクが減少し、より安定した走行が可能になります。
たとえば幅が広くてゴム質が硬いタイヤは、重量による圧力に強いです。
こちらも製品概要に記載してある場合がほとんどなのでチェックしましょう。
3、フレームの材質
三つ目はフレームの材質です。
フレームの種類によって自転車の強度が変わり、重い体重でも支えるパワーが下がらないからです。
フレーム材質にはアルミやスチールが一般的ですが、重い体重に耐えるためには強度の高い鋼製フレームが推奨されます。
スチールは重いですがその分耐久性と強度が増します。
アルミは軽量で錆びにくいが、極端な重量には向かない場合があります。
体重を重視するならチタンやスチールなど高強度なものを選ぶといいでしょう。
子どもを乗せる親向けの選び方
体重100キロを超える人の中には子供を乗せることを想定してる人もいるでしょう。
運転者が体重100キロ未満でも、
親(運転者)+子供=体重100キロ以上
になることがあります。
この場合は上の要素はもちろん以下の3点も重要になります。
安全機能
まずは電動自転車の安全機能です。
子供乗せ自転車を選ぶ際は安全ベルトや保護バー(プロテクティブガード)が装備されているかを確認してください。
これらは子供を自転車から落下させないように保護するためのもので事故時の安全性を高める重要な機能です。
安定性
自転車そのものの安定性も大事です。
子どもを乗せる自転車は特に安定性が求められます。
低重心設計とは重量が低い位置に集中している設計のことで、これにより自転車は倒れにくくなります。
また、広いタイヤは地面との接触面積が大きいためより安定します。
操作性
そして操作のしやすさも不安定になりやすい子供連れはポイント。
自転車のハンドルとブレーキは直感的に操作でき、反応が良いものを選ぶことが大切です。
特にブレーキは急な停止が必要な場合に子供の安全を守るため非常に重要です。
店頭で試乗してみて自分の手に合うかどうかを確かめてみましょう。
電動自転車購入時の注意点
購入前には予算はもちろん、保証期間やメンテナンスの利便性も考慮に入れることが重要です。
また可能な限り自転車店での試乗をお勧めします。
これにより実際の乗り心地や操作感を体験することができ、より適した自転車を選べます。
よく使われる保証一覧
電動自転車の購入時に提供される保証は、メーカーや販売店によって異なる場合がありますが、一般的には以下のような保証が付けられることが多いです。
- 製品保証(メーカー保証)
- 期間: 多くのメーカーは自転車本体に対して1年から2年の製品保証を提供しています。
- 内容: 製造上の欠陥があった場合に限り無償で修理または部品交換が行われます。ただし通常は自然消耗や誤った使用による損害はカバーされません。
- バッテリー保証
- 期間: バッテリーは消耗品とされることが多いですが保証期間は通常、購入後6ヶ月から1年です。
- 内容: バッテリーの性能が極端に低下した場合に、無償で交換や修理が行われることがあります。ただし、日常的な消耗や誤用による故障は保証対象外です。
- モーター保証
- 期間: モーターに対する保証は通常1年から2年の間です。
- 内容: モーターの故障や機能不全に対して修理や交換が提供されます。自然故障のみをカバーし、外部からの衝撃や水没などは保証外です。
- フレーム保証
- 期間: フレームの保証は比較的長く設定されていることが多く5年から10年、場合によってはそれ以上の保証がつくこともあります。
- 内容: フレームの破損や製造上の欠陥に対して修理や交換が行われます。自転車の正常な使用状態で生じた損害に限られます。
- 拡張保証
- 提供: 一部の販売店やメーカーでは、追加料金を支払うことで保証期間を延長する拡張保証プランを提供しています。
- 内容: 標準保証と同様のカバーを長期間享受できるプランで、通常はメーカー保証に加えて選ぶことができます。
この辺りがメジャーな保証です。
体重100キロの方だとフレームや機体破損、タイヤの摩耗などの保証があれば付けておきたいところです。
体重100キロでも乗れるオススメモデル
ADO Air 20 | Addie a2 | Addie A1ts | E-bike S2 | |
---|---|---|---|---|
ブランド | ADO | ADDIE | ADDIE | E-bike |
価格(税込み) | 169,000円 | 119,980円 | 94,980円 | 89,980円 |
送料 | なし | なし | なし | なし |
耐荷重 | 120㎏ | 120㎏ | 120㎏ | 120㎏ |
これらの電動自転車は最大積載量が120キロと100キロを大きく超えています。
ただ荷物をたくさん持って乗るという人はそのプラス分の重さに注意。
国産自転車は体が小さく痩せてる日本人向けに作られてるということで100キロ超えはほぼありませんでした。
これらの4つは購入者も多く評判も高いので気になったものを見てみるといいでしょう。
【まとめ】体重100キロ以上でも電動自転車は乗れる
ここまでをまとめるとこうなります。
正しい電動アシスト自転車を選ぶことで体重が重い方や子どもを乗せる親も安心してサイクリングを楽しむことができます。
これから自転車を選ぶ際はこれらののポイントを参考にしてください。
さらに詳しい情報や最新のモデルについてはウェブサイトを訪問するかお近くの自転車店で直接試乗してみてください。
試乗をしてみると思っていたより楽に進めることが分かるかと思います。