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よくあるQ&A 電動自転車

電動自転車を駐輪場に止めるコツとは?具体的な対策4つ

電動自転車を上手く駐輪場に止めるコツってないの?

電動自転車を駐輪場にスムーズに止めるためにはいくつかのコツを知っておくことが重要です。

電動自転車はバッテリーやモーターを搭載しているため通常の自転車に比べて非常に重く、駐輪場での扱いが難しいことが多いです。

特に、子供を乗せる子乗せ自転車は、重心が高くバランスが取りにくいため、駐輪時にさらに注意が必要。

駐輪場の種類によっては、自転車が入らない場合や持ち上げ方にコツが必要なこともあります。

例えば二段式ラックでは、力の配分やハンドルの操作が鍵となり正しい方法を知らないと大変な思いをすることがあるでしょう。

本記事では、電動自転車の特性を踏まえた駐輪場での持ち上げ方や、子乗せ自転車を安全に止めるためのコツ、そして駐輪場に入らない場合の対応策について詳しく解説します。

これらのポイントを押さえることで安全で効率的な駐輪ができるようになるでしょう。

ポイント

  • 電動自転車を止めるにはハンドルとサドルに手をかけるといい
  • 駐輪場のラックの仕組みを知る
  • 子供乗せ自転車はチャイルドシートなどの影響で入りにくい
  • 平置きの駐車場や管理人に連絡するという手もある

電動自転車を駐輪場に止めるコツ解説

ポイント

  • 電動自転車は足元に力を入れて持ち上げる。
  • 二段式駐輪場ではばねの力を利用して駐輪する。
  • 子供を降ろしてから広いスペースに駐輪する。
  • 駐輪場に入らない場合は専用スペースを確保する。

基本の持ち上げ方・コツ

まず電動自転車を駐輪場に止める際、正しい持ち上げ方やコツを知ることで、安全かつスムーズに駐輪できます。

電動自転車は普通の自転車に比べて重いため、特に持ち上げる際には力の配分やコツがとても重要。

逆に無理な体勢で持ち上げるとケガや自転車の転倒のリスクが高まります。

ポイント

  • ハンドルとサドルを握る
  • 手は添えるだけ、下半身を使って持ち上げる
  • 一気に力を入れる

例えば、電動自転車を持ち上げる際は、まずハンドルとサドルをしっかり握り、腕と足を使ってバランスを保ちながら持ち上げることが基本です。

ポイントはこの辺りとなります。

力を入れる部分を腰や背中ではなく、足元に意識を集中させることで、スムーズに持ち上げられます。

特に、自転車をラックに乗せる際、持ち上げた後少しずつラックの角度に合わせながら自転車を滑らせていくとより安全です。

ただ、電動自転車は30kg近くあるため、特に力の弱い人には難しいと感じることもあるでしょう。

そこで、できるだけ平置きの駐輪スペースを選ぶのも一つの解決策です。

正しい持ち上げ方を覚えておくと電動自転車でも安全にそしてスムーズに駐輪することができます。

二段式駐輪場の上段に止めるコツ

電動自転車を二段式駐輪場の上段に止める際は、専用ラックの使い方を正確に知ることが大切です。

二段式駐輪場の上段は、特に電動自転車の重さに対応するための機構がある場合が多く、その機能をしっかりと活用すれば力をあまりかけずに駐輪できるからです。

例えば、垂直2段式ラックではばねの力を利用して自転車を持ち上げやすくする仕組みが搭載されています。

上段に止める際は、まず前輪をラックに乗せその後はばねのサポートを活用して持ち上げていきます。

軽く押しながらラックの動きを確認しつつ自転車を固定すると、スムーズに駐輪できます。

とはいえ、力を使わないとはいっても二段式の上段に電動自転車を持ち上げるのは依然として大変だという声もあります。

その場合、下段のスライドラックを優先的に使うか管理会社に上段使用の回避を相談してみるのも良いでしょう。

二段式駐輪場の上段に止める際は、専用のサポート機能をフル活用することで、安全に駐輪できるようになります。

子乗せ自転車の上手な止め方

子乗せ電動自転車を駐輪場に止めるには子供を乗せたままの作業を最小限にし、安定性を重視することが重要です。

子供が乗った状態で駐輪すると重心が高くなり、自転車が倒れやすくなるた、安定した場所での駐輪が必要です。

例えば、駐輪場に到着したらまず子供をチャイルドシートから下ろしてから自転車を駐輪するのが安全。

その際、スタンドをしっかり立てハンドルロックをかけることで自転車が動かないように固定します。

特に狭い駐輪場では右端や左端など余裕のあるスペースを選び、周りの自転車と干渉しない場所に駐輪するのがポイントです。

ただ駐輪場が狭い場合、余裕のある右端や左端などなるべく広いスペースを確保するのがコツ。

他の自転車と干渉しない場所を選ぶことで、自転車の出し入れがスムーズになります。

また、周りの自転車に当たらないよう、慎重に移動する必要があります。

でも、子供が動き回る年齢だと駐輪前に下ろすのが難しい場合もあるでしょう。

その場合は、駐輪場の状況を確認し安全な場所に停めてから子供を降ろすか、誰かに一時的に子供を見てもらうなどの工夫が必要です。

子供乗せ自転車が入らない場合は

子供乗せ電動自転車が駐輪場に入らない場合、無理に押し込まず、他の方法を検討することが大切です。

駐輪場が狭かったり、電動自転車に対応していないラックでは、自転車を無理に入れることで車体が破損する可能性があるからです。

例えば、マンションなどの二段式ラックが電動自転車に対応していない場合は、管理者に相談し、電動自転車専用の平置きスペースを確保してもらうことが効果的です。

また、スライド式ラックが設置されている場合は隣の自転車と干渉しないように、フットブレーキを使用してラックを固定すると安全に駐輪できます。

しかし、このように管理者に相談してもすぐに改善が見込めない場合もあります。

その際は遠回りしても他の駐輪場を探す、または最寄りの駐車スペースを活用するなど、臨機応変な対応も必要でしょう。

子供乗せ電動自転車が駐輪場に入らない場合は、無理せず専用のスペースや他の駐輪方法を積極的に検討することが安全な選択です。

電動自転車の駐輪場入れになぜコツが必要なのか

ポイント

  • 電動自転車はバッテリーやモーターのため重く、持ち上げにくい。
  • 太いタイヤが安定性を提供するが、駐輪ラックに収まらない場合がある。
  • スライド式ラックは電動自転車に不向きで、操作が難しい。
  • 平置き駐輪場は安全で便利だが、月額料金が高い。
  • 盗難防止にはバッテリーを外し、安全な場所に保管することが重要。

重いので持ち上げにくい

電動自転車の重量は、バッテリーやモーターが搭載されているため普通の自転車よりもはるかに重くなっています。

通常のシティサイクルの重さは約15kg程度ですが、電動自転車では25kgから30kgにもなります。

この重さが、駐輪場に電動自転車を収納する際の大きな負担となるのです。

ポイント

  • バッテリー
  • モーター
  • それらを収納するパーツ

重くな理由に以上のものがあります。

まずはバッテリーの存在。

電動自転車のバッテリーは高出力で、長距離走行を可能にするために大型化・大容量化している傾向があります。

これにより、バッテリー自体が数kgの重さを持っており、電動自転車の全体的な重量を押し上げています。

さらにモーター部分も重量に加わります。

電動アシストを行うためのモーターは高性能なものが使われることが多く、このモーターも重量を増す原因となっています。

特に問題となるのは、これらの重さを手で持ち上げる必要があるシーンです。

駐輪場の中でも、二段式ラックやスライド式ラックに電動自転車を収納する際には、自転車を一度持ち上げてラックに収める作業が求められます。

しかし、25kg以上の重量を持ち上げる作業は、特に力の弱い人にとっては非常に負担となります。

また、持ち上げる際の姿勢が悪いと腰や背中に大きな負担がかかり、ケガをするリスクもあります。

駐輪場のスペースが狭いと、なおさらバランスを取るのが難しく、自転車が倒れそうになった、隣の自転車にぶつかる可能性も高まります。

さらに、電動自転車はその重さだけでなく車体自体も大きいため、取り回しが難しいことがあります。

特に子乗せタイプの電動自転車は、チャイルドシートや太いタイヤ、頑丈なフレームの影響でさらに重量が増す傾向にあるでしょう。

重いだけでなく、車体のサイズや形状も考慮すると、駐輪場での扱いが一層難しくなります。

幅が広いタイヤを使っている

電動自転車のタイヤは安定性を高めるために幅が広く設計されています。

特に、子乗せタイプの電動自転車では重心が高くなるため、安定感を保つためにタイヤが通常の自転車よりも太くなっているのが一般的です。

ただこの広いタイヤは、砂利道やぬかるんだ道でも安定して走れるというメリットがある一方、駐輪場のラックに収める際に問題を引き起こすことがあります。

多くの駐輪場ラックは通常の自転車のタイヤ幅を想定して設計されており、太めの電動自転車のタイヤが収まりきらないことがあるんです。

幅広のタイヤを使った電動自転車を駐輪場に止める際には、慎重に行動する必要があります。

まず、駐輪する前にラックのタイヤ溝が十分に広いか確認しましょう。

もし狭い場合、無理にタイヤを入れようとすると車体のバランスが崩れて自転車が倒れる可能性があります。

また、タイヤがうまく収まらないときは、ラックに入れるのではなく平置きの駐輪スペースを探すかスライド式ラックを利用することを検討すると良いでしょう。

サイズによってはどうやっても止められない場合もあるのでマンションならば管理人に伝えて専用スペースを用意してもらうことが重要です。

マンションの多くがスライド式を採用している

そんなマンションの駐輪場では、限られたスペースにできるだけ多くの自転車を収納するために、スライド式のラックが多く採用されています。

フラットタイプのスライドラック
フラットタイプのスライドラック

ただし、タイヤの幅を抜きにしてもスライド式ラックは電動自転車との相性が必ずしも良いとは限りません。

電動自転車は通常の自転車よりも重く大きいため、スライドさせる作業が特に難しくなります。

電動自転車は平均して25kgから30kg近くの重量があり、手で横に移動させる際には大きな力が必要です。

スライド式ラックは通常の自転車を前提として設計されていることが多く、電動自転車をスライドさせるときに摩擦や重さでスムーズに動かないことが多々あります。

これが、電動自転車の駐輪を難しくしている要因の一つです。

さらに、スライド式ラックに電動自転車を収納する際には、他の自転車との干渉も避けなければなりません。

スライド式ラックでは、隣同士の自転車との距離が近いため、電動自転車の大きなフレームや太いタイヤが隣の自転車に当たりやすくなります。

特に、子供を乗せた状態では、自転車の重心が不安定になりやすく、スライドさせる際に自転車同士がぶつかってしまうリスクがあります。

このような状況では、慎重な取り扱いや、周囲のスペースに気を配る必要があります。

平置きの駐輪場を使う

平置きの駐輪場というのも電動自転車を扱う際に非常に便利で安全な選択肢です。

電動自転車は一般的な自転車よりも重量があり、特に二段式やスライド式のラックに収納するのは手間がかかります。

そのため持ち上げたりスライドさせる必要がない平置きスペースがあれば、まず優先的に利用するべきです。

平置きの駐輪場は、マンションやオフィスビル、駅などに多く見られ便利な選択肢ですが、月額料金がやや高めに設定されていることがあります。

スライド式や二段式の駐輪場はスペース効率が高いため、多くの自転車を収容でき、その分月額料金が抑えられていることが一般的です。

一方、平置きの駐輪場は自転車1台あたりに必要なスペースが大きく、駐輪場全体の収容台数が減るため、月額料金が高くなる傾向があります。

具体的には都市部のマンションや駅周辺では、スライド式や二段式の駐輪場が月額500円から1,000円程度で利用できるのに対し、平置きの駐輪場は1,500円から2,500円程度になることがあります。

特に、電動自転車のような大型の自転車を駐輪する場合には、専用の広めのスペースを確保する必要があり、料金がさらに高くなるケースもあります。

利用する場合はこのコストも考慮に入れて選択することが大切。

特に日常的に電動自転車を使う場合、駐輪の手間を省き安全に利用するためには平置き駐輪場への投資は価値があります。

盗難対策にバッテリーは外す

電動自転車のバッテリーは車体の心臓部とも言える非常に重要なパーツ。

高性能なバッテリーほど長時間使用できるため、利便性が高い反面非常に高価です。

一般的に、電動自転車のバッテリーだけで数万円から、場合によっては10万円以上するものもあります。

バッテリーは取り外し可能な設計になっているため、外から見てバッテリーの状態や取り外しが簡単に確認できる場合が多く、盗まれるリスクが高い部分でもあります。

特に、マンションや駅周辺の駐輪場、路上の駐輪スペースでは、バッテリーだけを狙った盗難が発生することがあるでしょう。

なので駐輪時には思い電動自転車だから盗まれない、ではなくバッテリーだけでも取り外していくことがオススメ。

盗まれにくい駐輪場所

また、駐輪場所によって盗難のリスクは異なります。

駅周辺や繁華街、マンションの共用駐輪場など、多くの人が行き来する場所では盗難のリスクが高くなる傾向にあります。

こういった場所では、長時間自転車を放置することが多いため盗まれる可能性が高まります。

また、見通しが悪い場所や防犯カメラのない場所では、バッテリー盗難のリスクが特に高いです。

これに対して、家の駐輪スペースや管理の行き届いた駐輪場であれば、盗難リスクは低くなります。

それでも完全に防ぐことは難しいためやはりバッテリーを取り外しておくことが推奨されます。

電動自転車自体が通常の自転車より盗まれる確率が高いので注意しすぎて困ることはありません。

盗難に関しては以下の記事で詳しく解説してるので防犯を重視する人はぜひご覧ください。

⇒電動自転車が盗まれる確率と対策

電動自転車を駐輪場に止めるコツまとめ

ポイント

  • 電動自転車は重いため、持ち上げ時の正しい姿勢が重要です。
  • 二段式駐輪場では、ばねの力を利用して安全に駐輪します。
  • 子供乗せ電動自転車は、安定性を保つため子供を降ろしてから駐輪します。
  • 狭い駐輪場では、端のスペースを使い他の自転車と干渉しないようにします。
  • 駐輪場に入らない場合、管理者に専用スペースの確保を依頼しましょう。
  • 電動自転車の重さはバッテリーやモーターが原因で、持ち上げが困難です。
  • 幅広タイヤは安定性を提供しますが、駐輪ラックに収まらない場合があります。
  • スライド式ラックは電動自転車には扱いにくいので慎重に操作しましょう。
  • 平置き駐輪場は電動自転車に最適で、簡単かつ安全に駐輪できます。
  • バッテリーは取り外して持ち歩くことで盗難リスクを減らせます。

また、自宅の駐輪場が使いにくいという場合はスタンドを買ってしまうのも手です。

電動自転車にも対応している幅広スタンドが個別で売ってるのでそれを使えば安定して駐輪ができます。

ある程度スペースがある方は考慮してみてもいいでしょう。

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