電動アシスト自転車を使っていると、便利な反面「鍵をなくしちゃった…」「電子キーが反応しない…」なんてこと、ありませんか?
特に、パナソニックの電動自転車をお使いの方は、電子キー「ラクイック」が便利な反面、ちょっとしたトラブルで困ることも。この記事では、パナソニックの電動自転車に電子キーを後付けする方法や、鍵の注文、鍵交換にかかる値段について詳しく解説します。
さらに、ブリジストンやヤマハの電動自転車に関する情報も取り上げ、どんな鍵の仕組みがあるのか、スペアキーの注文方法などもご紹介します。「スマートキーがあかない!」と焦る前に、知っておきたい対処法もバッチリお伝えしますので、最後まで読んで、安心して自転車ライフを楽しんでくださいね!
パナソニック電動自転車に電子キーの後付けはできる?
スマートキー(ラクイック)の追加はできる
パナソニックのラクイックシステムを搭載した自転車では、電子キーを追加することが可能です。ただし、以下の点に注意が必要です
- ペアリングが必須
- 同時登録は3台まで
- 中古キーの制限
- ラクイックシステムを非搭載モデルでは不可
ただし、新しい電子キーを使用する際には、必ず現在使用中の自転車とのペアリング作業が必要であり、この作業はユーザー自身で行うことが求められます。また、ラクイックシステムには同時に登録できる電子キーの数が最大で3台までという制限があります。さらに、一度他の車両で使用された中古の電子キーは、新しい車両で再ペアリングができないため、利用することはできません。
また、ラクイックシステムを搭載していない自転車には、電子キー(スマートキー)の追加はできません。ラクイックシステムは電子キーによる施錠・解錠を可能にする専用の機能であり、このシステムがない自転車には、従来の物理キーを使用するしかありません。
したがって、ラクイックシステム非搭載の自転車に後付けで電子キーを追加することはできないため、電子キーを利用したい場合は、最初からラクイックシステム搭載モデルを選ぶ必要があります。
鍵の注文方法
電子キーを追加する際には、まずパナソニックの正規販売店や公式オンラインストアでスペアキーを購入するする必要があります。この際に重要なのは、購入する電子キーが自分の自転車に適合するかどうかを確認することです。具体的には、自転車の対応車種を調べ、購入予定のキーがその車種に適しているかをチェックすることが重要。
また、購入するキーの品番(例:NAJ532S)を事前に確認しておくとスムーズです。これにより、間違った製品を購入するリスクを減らせます。さらに、購入店舗でペアリング作業のサポートがあるかどうかも確認しておくと安心です。ペアリングは自分でも行えますが、販売店のサポートを受けることで作業の確実性が増します。
なお、楽天やヨドバシなどの通販サイトでも電子キーが販売されており、これらのサイトではセールやポイント還元などのキャンペーンが利用できる場合もあります。そのため、これらを活用することで、よりお得に購入できるチャンスがあります。
鍵交換する際の値段
鍵を交換する際には、無償での対応は基本的に行われません。たとえ鍵が壊れていなくても、または紛失していなくても、新たに電子キーを購入する必要があります。パナソニックのスペア電子キーの価格は通常5,560円(税込)となっており、これが鍵交換時の基本的な費用です。
さらに、電子キーを購入した後、使用する自転車とのペアリング作業が必要です。この作業は自分で行うこともできますが、販売店に依頼することも可能です。ただし、販売店でのペアリング作業を依頼する場合には、追加の作業料金が発生する可能性があります。そのため、購入時に事前に作業料金を確認しておくと安心です。
鍵を追加する方法・手順
その電子キーを追加登録する、ペアリングする手順は以下の通りです。
- 必要なものを準備
- すべてのキーを電源オフ
- サークル錠を施錠
- 新しいキーをペアリング
- 動作確認
1、必要なものを準備
まず、自転車本体と既存の電子キー、そして新しく購入した電子キーを準備します。これらすべてが揃っていないと、登録作業を始めることができません。新しい電子キーは、購入時に初期状態でペアリングがされていないため、必ず自転車との登録作業が必要です。
2、すべてのキーを電源オフにする
すべての電子キーの電源をオフにします。電子キーの電源がオフであることは、LEDが赤色に点灯していることで確認できます。この作業は、ペアリング作業中の干渉を防ぐために重要です。特に、周囲にあるすべての電子キーがオフになっていることを確認してください。
3、サークル錠を施錠する
次に、自転車のサークル錠を施錠します。この状態で、サークル錠の背面にある登録ボタンを2秒以上長押しすることで、登録モードを起動します。登録モードに入ると、アラーム音が鳴り、システムが新しいキーの登録を受け付ける準備が整います。
4、新しいキーをペアリングする
登録モードが起動したら、新しい電子キーの電源をオンにします。この際、LEDが緑色に点灯します。その後、サークル錠の登録ボタンを短押し(1秒以内)して、ペアリングを開始します。ペアリングが成功すると、新しい電子キーのLEDが点滅し、3回のアラーム音が鳴ります。この音がペアリング成功の合図です。
5、動作確認を行う
最後に、すべてのキーで自転車の施錠・解錠が正常に行えるかを確認します。各電子キーを一つずつ電源オンにして、自転車の手元スイッチをオンにし、サークル錠が自動で開錠することを確認します。複数の電子キーを登録した場合は、それぞれでこの確認を行ってください。
以上の手順を正確に行うことで、スムーズに新しい電子キーを登録できます。また、登録作業を失敗した場合や、時間内に完了しなかった場合は、最初からやり直す必要があります。取扱説明書には、登録作業の詳細が記載されていますので、不明点がある場合は必ず参照してください。
ブリジストンでもできる?
ブリジストンの電動アシスト自転車には、パナソニックのような電子キー(スマートキー)システムは搭載されていませんが、従来の物理キーでの施錠・解錠が可能です。そのため、電子キーを追加することはできません。しかし、物理キーのスペアキーの注文は可能で、紛失や予備の必要がある場合にも対応できます。
スペアキーの価格は2個セットで2,178円(税込)であり、比較的手頃な価格です。注文するには、鍵の番号が必要で、この番号は購入時の書類や鍵自体に刻印されていることが多いため、購入後は必ず控えておくことが重要です。
また、スペアキーの注文手続きは、ブリジストンの自転車を取り扱う販売店で行う必要があり、メーカーから直接購入することはできません。注文の際には、鍵番号を基にスペアキーを発注し、後日受け取る流れになります。
さらに、一部の古い車種や特殊な施錠システムを採用した車種では、スペアキーの作成ができない場合があるため、特に古いモデルを使用している場合には、事前に販売店で対応可能かどうかを確認することが大切です。以上のように、ブリジストンでは電子キーは利用できないものの、物理キーのスペアは注文可能で、万が一の際にも備えることができます。
ヤマハのスマートキーでもできる?
ヤマハの電動アシスト自転車には、パナソニックの「ラクイック」のようなスマートキー(電子キー)システムは現在のところ実装されていませんが、従来の物理キーを使用して施錠・解錠を行う仕組みになっています。そのため、電子キーの追加や利用はできません。しかし、物理キーのスペアキーの注文は可能で、万が一鍵を紛失した場合や予備の鍵が必要になった場合にも対応できます。
キーを紛失しました。スペアキーを注文できますか?
お買い上げ販売店、またはPAS取扱店で有料にてご注文を承ります。
https://www.yamaha-motor.co.jp/pas/faq/answer/cn/03/qn/post_143/
キー番号とPAS号機番号の2つをお控えの上、PAS取扱店にお申し出ください。なお、キー番号が無いと作成できませんので、必ずご購入時にキー番号をお控えください。
スペアキーを注文する際には、まず元の鍵に刻印されているキー番号が必要です。このキー番号は、スペアキーの作成に必須であり、紛失した場合には鍵の再発行ができなくなるため、購入時にしっかりと控えておくことが重要です。加えて、自転車の車両型式も必要となります。この型式は、車体のステッカーや取扱説明書で確認できます。
さらに、スペアキーの価格や対応状況は車種によって異なる場合があるため、事前に販売店で確認することが推奨されます。特に古いモデルや特殊な鍵を使用している場合は、スペアキーの供給が終了していることもあるため、注意が必要です。
また、スペアキーの注文はヤマハの電動アシスト自転車を取り扱う販売店で行う必要があり、メーカーから直接購入することはできません。注文時には、必要な情報を販売店に伝えることで手続きが進められます。こうして、ヤマハの電動アシスト自転車ではスマートキーは利用できませんが、物理キーのスペアキーを注文することで、安心して利用を続けることができます。
パナソニック電動自転車に電子キーの後付けをする際の注意事項
追加で設定できないケース
- ラクイックシステムが搭載されていないモデル
- 手元の液晶スイッチが故障している場合
- 中古の電子キーを使用する場合
電子キーの追加や後付けができない状況には、上記のようなケースが挙げられます。まず、ラクイックシステムが搭載されていないモデルでは、電子キーの利用がそもそも不可能です。この場合、従来の物理キーのみが使用でき、電子キーを追加することはできません。
次に、手元の液晶スイッチが故障している場合も注意が必要です。液晶スイッチが正常に動作しなければ、電子キーの設定や使用に支障をきたします。特に、液晶スイッチが割れているなどの物理的な故障があると、システム全体が正しく動作しなくなるため、まずスイッチを修理する必要があります。
また、中古の電子キーは、一度他の車両でペアリングされていると新しい車両に再登録することができません。これは、セキュリティの観点から設計されており、新しい電子キーを購入し、自分の車両に適切な手順でペアリングすることが求められます。
これらの状況を回避するためには、事前に車両の状態を確認し、電子キーの購入時にも新品であることを確認することが重要です。
スマートキーで鍵が開かない:ギュットシリーズなど
スマートキーが反応せず鍵が開かない場合、ギュットシリーズなどのラクイックシステムを搭載した自転車では、いくつかの原因と対処方法を順に確認する必要があります。
まず、電子キーのLEDの色を確認することが重要です。LEDが赤色の場合、これは電子キーが電源オフの状態であることを示しています。この状態では解錠できないため、電子キーのON/OFFボタンを長押ししてLEDを緑色に切り替え、電源をオンにする必要があります。これで解錠が可能になる場合があります。
次に、電子キーがオンになっていても解錠しない場合には、電子キーの近くに携帯電話や金属製の物体があるかもしれません。これらの物体は電子キーの信号を妨げることがあるため、キーから遠ざけて再度試してみてください。この干渉が取り除かれると、正常に解錠できる場合があります。
また、LEDが薄く見える場合、これは電子キーの電池が切れかかっている可能性を示します。この場合、速やかに新しい電池に交換する必要があります。電池交換後、再び解錠を試みることで問題が解決することがあります。
さらに、サークル錠と後車輪のスポークが接触していることが原因で解錠できないケースもあります。この場合、後輪を少し前後に動かし、スポークとサークル錠が接触しないように調整してください。これにより、サークル錠が正常に動作する位置に移動し、解錠が可能になることがあります。
これらの対処方法を試しても解決しない場合は、取扱説明書を参照して他のトラブルシューティングを確認するか、販売店に相談してさらに詳しいサポートを受けることをお勧めします。
電池交換の方法
電子キーの電池交換は正確に行う必要があります。まず、安定した作業台に厚手の布を敷き、作業中にキーが滑らないように準備します。この布は、作業中に傷がつかないように保護する役割も果たします。次に、電子キーを裏向けに置きます。ロゴやボタンがある側ではなく、反対側が裏面です。
続いて、スリット部分にマイナスドライバーを差し込み、カバーを取り外します。この際、ドライバーの歯先位置をしっかりと押さえながら、ゆっくりと回してカバーを外します。急いで回すと傷がついたり、カバーが壊れる恐れがあるため、慎重に行うことが大切です。布を使うと傷を防げますが、布を挟むとドライバーが入りにくい場合は、直接作業しても構いません。
カバーが外れたら、古いコイン電池を取り出し、新しい電池をセットします。このとき、電池の**+側(刻印のある側)をカバー側に向けて正しくセットすることが重要です。最後に、カバーを元に戻し、しっかりと正しい位置に固定されているか**確認します。作業が終わったら、電子キーが正常に動作するかを確認しましょう。
作業中は、マイナスドライバーの扱いに注意し、手を怪我しないように慎重に行うことが求められます。正確な手順で電池交換を行えば、電子キーを再び正常に使用できるようになります。う。
紛失した場合のスペアキーの注文
鍵を紛失した場合でも、スペアキーの注文は可能です。注文時には、必ずキー番号が必要となります。このキー番号は、標準の鍵に刻印されているほか、2011年以降のモデルでは保証書にも記載されています。この番号がわからないとスペアキーを作成できないため、購入時にしっかり控えておくことが重要です。
スペアキーは、メーカー直販ではなく、自転車を購入した販売店や最寄りの取扱店で注文します。販売店に足を運び、キー番号を伝えることで手続きを進めることができます。価格や納期は車種によって異なる場合があるため、事前に確認しておくと安心です。スペアキーの注文により、鍵を紛失した場合でも引き続き安心して自転車を利用することができます。