パナソニックのオフタイムって2024版の違いはあるの?
パナソニックの電動アシスト折りたたみ自転車「オフタイム」は、毎年進化している人気モデル。2022年から2023年、そして最新の2024年、さらに来年の2025年モデルへと改良が重ねられており、モデルごとの違いが見えてきます。特に2023年モデルでは、アシスト力が格段に強化された新モーターを採用し、操作性や持ち運びやすさもアップしました。
その改良を引き継いだ2024年モデルでは、デザインの選択肢も広がっているんです。そして2025年モデルでは、さらに耐久性やメンテナンス性が改善される予定で、オフタイムはますます完成度が高まっていきそうです。
ただし、全モデルに共通するデメリットもあります。重量が19.8kgと少し重めな点や、小径タイヤ特有の振動が伝わりやすいといった課題も残っているので、長距離の使用には注意が必要です。
今回は、そんなオフタイムの歴代モデルチェンジを比較しながら、各モデルの違いやデメリットについても詳しく解説していきます。ぜひ自分に合ったオフタイム選びの参考にしてくださいね。
パナソニックオフタイム2024年版との違い
2022年と2023年からの変更点
項目 | 2022年モデル | 2023年モデル | 2024年モデル |
---|---|---|---|
モーター | 従来モーター | 新モーター 「カルパワーアシスト」搭載 | 「カルパワーアシスト」継続採用 |
車体重量 | 約20.7kg | 約19.8kg | 約19.8kg |
折りたたみ機構 | 標準ヒンジ | 大型化されたヒンジで 折りたたみが簡単 | 同様の折りたたみ機構 |
カラーリング | 2色 | 4色 | 4色 |
アシスト力 | 標準レベル | 平地や坂道でのアシスト力が向上 | 2023年同等のアシスト力 |
2022年モデルまでのオフタイムは、パナソニックのコンパクトな折りたたみ電動アシスト自転車として人気がありましたが、モーターや折りたたみ機構が現行モデルと比べると一段階古い仕様でした。また重量は約20.7kgあり、輪行や持ち運び時に「もう少し軽量であれば」との要望も多く寄せられていたモデルです。
一方、2023年には新しい「カルパワーアシスト」モーターが搭載され、これによって約900gの軽量化が実現しました。この改良により車体重量が19.8kgとなり、持ち運びや車載がさらにしやすくなったのです。さらにアシスト力も強化され、平坦路や坂道での走行がよりスムーズで力強くなりました。
加えて、折りたたみ機構に関してはヒンジ部分が大型化され、折りたたみ作業の簡便さが向上しています。さらにカラーバリエーションも2色から4色へと増え、ユーザーはより多くのデザインから選べるようになりました。
2025年モデルの変更点
項目 | 2024年モデル | 2025年モデル |
---|---|---|
モーター | カルパワーアシスト搭載 | カルパワーアシスト(同仕様) |
バッテリー容量 | 8.0Ah | 8.0Ah |
車体重量 | 19.8kg | 19.8kg |
折りたたみ機構 | 大型ヒンジ | 大型ヒンジ |
カラーリング | 4色 | 4色 |
耐久性・操作性 | 標準レベル | 標準レベル |
2024年と2025年のオフタイムモデルは、仕様の違いはほとんどなく、どちらも同様の完成度を持っています。まず、両モデルともに「カルパワーアシスト」モーターを搭載しており、平地から坂道まで安定したアシスト力を発揮します。また、バッテリーは8.0Ahで共通しており、1回の充電で十分な走行距離が確保されているため、通勤やサイクリングといった日常使いに適しています。
車体重量はどちらのモデルも19.8kgで、軽量なため持ち運びや車載がしやすく、2025年モデルでもその軽さが維持されています。折りたたみ機構についても、両方とも大型ヒンジが採用されており、手軽に折りたたむことができるため、頻繁に車載したり玄関でコンパクトに収納する場面でも扱いやすい設計です。
さらに、カラーリングは2024年・2025年ともに同じカラーの4色展開で、デザイン面での違いも特にありません。2024年モデルで好評だった色が引き続き提供されるため、カラー選択の幅も変わらず、好みに合わせた選択が可能です。
耐久性と操作性に関しても標準レベルで、2024年と2025年モデルはともに長期使用を視野に入れた信頼性のある設計となっています。総合的に、2025年モデルは2024年モデルの特徴や利便性をそのまま受け継いでおり、基本的な性能や使い勝手に大きな違いはありません。
歴代モデルチェンジを比較
項目 | 2011年モデル | 2022年モデル | 2023年モデル | 2024年モデル | 2025年モデル |
---|---|---|---|---|---|
モーター | 従来モーター | 従来モーター | カルパワーアシスト | カルパワーアシスト | カルパワーアシスト |
バッテリー容量 | 5.0Ah | 8.0Ah | 8.0Ah | 8.0Ah | 8.0Ah |
車体重量 | 19.1kg | 約20.7kg | 19.8kg | 19.8kg | 19.8kg |
折りたたみ機構 | フレーム中央とハンドルの2箇所で折りたたみ | 標準ヒンジ | 大型ヒンジ | 大型ヒンジ | 大型ヒンジ |
航続距離 | 強23km 標準26km エコ37km | パワー30km 標準38km エコ53km | パワー30km 標準38km ロング53km | パワー30km 標準38km ロング53km | パワー30km 標準38km ロング53km |
カラーリング | 限定カラー展開 (ツートンカラー4色) | 4色展開 | 4色展開 | 4色展開 | 4色展開 |
耐久性・操作性 | GD値が低く短距離向き | モーターや折りたたみ機構にやや旧式感 | 携帯性・操作性が向上、軽量化・アシスト強化 | 2023年と同仕様 | 細部の耐久性やメンテナンス性がさらに向上 |
パナソニックの折りたたみ電動アシスト自転車「オフタイム」は、2011年から2025年モデルに至るまで、少しずつ改良が積み重ねられています。2011年モデルは、当時折りたたみ電動アシスト自転車としては代表的な車種で、前輪18インチ、後輪20インチの異径タイヤを採用することで、コンパクトさと走行性能を両立していました。しかし、モーターとバッテリーの重量増加により車体重量は19.1kgと増え、特に電車での輪行や長時間持ち運びにはやや重いと感じるユーザーも多かったです。
その後の改良で2022年までのモデルではバッテリーが8.0Ahへと増量し、航続距離も大きく向上しましたが、モーターがやや旧式であったため、平坦な道や坂道でのアシスト力に物足りなさを感じるという声もありました。また、折りたたみ機構も2023年モデルまで大きな改良は行われておらず、標準的なヒンジが使われていました。
2023年モデルでは、約6年ぶりに大幅な改良が施され、新しい「カルパワーアシスト」モーターが導入されました。これによりモーター部分が軽量化され、車体の総重量も約19.8kgに抑えられました。また、アシスト力も飛躍的に向上し、坂道でも力強い走行が可能になった点が評価されています。さらに折りたたみヒンジが大型化され、フレームの折りたたみがより簡単になり、携帯性も大幅に改善されています。
そして、2024年および2025年モデルにおいては、2023年の基本仕様が引き継がれましたが、カラーリングの選択肢が4色に増え、デザインの幅が広がりました。特に2025年モデルでは耐久性やメンテナンス性が向上しており、細部の改良が施されることで、より長期的に安心して使えるモデルへと進化しています。
デメリットになる部分
パナソニックオフタイムの最大のデメリットとして挙げられるのが、重量と乗り心地です。2023年以降、軽量化が進んだとはいえ、19.8kgの重量は折りたたみ電動自転車としてはやや重めで、持ち運びには一定の体力が必要です。特に、頻繁に車に積み込む場面や階段の移動が多い利用者にとっては、少々負担がかかると感じられるでしょう。
また、小型のタイヤを採用しているため、ガタガタした道では振動が伝わりやすく、長距離での乗り心地が課題となることもあります。乗り心地を向上させるために、タイヤサイズの改善やサドルのクッション性向上が求められますが、こうした改良が重ねられてきた中でも大幅な変化はないため、今後の改良に期待したい点です。
パナソニックオフタイム2024年版との違いQ&A
評判はいい?悪い?
オフタイムの評判
コンパクトで持ち運びやすいが、重さは少し気になる
オフタイムを購入して半年ほど経ちましたが、主に通勤と週末のちょっとしたサイクリングに使っています。折りたたみ機能がしっかりしているため、電車や車での移動にとても便利です。
自宅の玄関先でも場所を取らずに収納できるのが魅力ですね。軽量化されているとはいえ、19.8kgという重量は折りたたみ自転車としてはやや重く感じることもありますが、それでもしっかりしたフレームと安定感があるので安心して走行できます。
また、電動アシストのパワーが強力で、特に坂道では頼りになります。バッテリーも持ちが良く、1回の充電で長距離走行ができるのも嬉しい点です。満足度の高い電動アシスト自転車ですが、頻繁に持ち運ぶ場合には重さが気になるかもしれません。
坂道が楽!街乗りでも快適に使えます
オフタイムを購入してから、通勤が本当に楽になりました。私の通勤ルートには急な坂道がいくつかあるのですが、オフタイムのアシスト力が非常にパワフルで、ほとんど苦もなく登り切ることができます。
以前は坂道が億劫でしたが、今では気持ちよく走れるので、移動時間が楽しみになりました。フレームの折りたたみもしやすく、電車や車での持ち運びも可能で、週末には旅先に持って行ってサイクリングを楽しんでいます。
タイヤも安定感があり、多少の凸凹道でも問題なく走行できます。唯一気になるのは、重さがあるので持ち運びに多少の体力が必要なこと。ですが、それを上回る快適なアシスト力で、街乗りや坂道の多いルートでも重宝しています。
電動アシストの性能は抜群だけど長距離は少し不安
オフタイムは通勤や日常の移動で大活躍しています。特に加速力とアシスト力は非常に優れていて、信号待ちからの発進がスムーズで気持ちいいです。街中でのストップ&ゴーもスムーズで、走り始めの加速がとても気に入っています。
ただ、小径タイヤの影響か、長距離走行では少し振動が気になることがあります。舗装の悪い道路では振動が伝わりやすく、お尻や手に疲労がたまりやすいと感じることも。空気圧の管理をしっかり行えば振動も少しは軽減されますが、舗装の良い道を選んで使う方が長く快適に乗れそうです。
街中での使用には向いていますが、長距離のサイクリング目的ならもう少し安定感のあるタイヤが欲しいと感じました。それでも性能面は高く、街乗り中心の方にはおすすめです。
パナソニック「オフタイム」は、そのコンパクトさとパワフルな電動アシスト性能で好評を博しています。特に、2023年モデルから搭載された「カルパワーアシスト」モーターにより、坂道でのアシスト力が強化された点が評価されています。
また、重量が20kgを切る19.8kgの軽量設計も輪行や車載などの携帯性が向上しており、日常使いや旅行先での利用に便利です。ただし、折りたたみ電動自転車としては車体がやや重い点は気になるところで、「20kgの重量は女性や年配者には少し負担が大きい」という声もあります。
また、小径タイヤのため、悪路や長距離走行にはやや不向きと感じるユーザーもいるようです。全体的には、高品質な国内製造とメンテナンスのしやすさからも信頼性は高く、日常の街乗りには適した選択肢として評価されています。
リミッター解除はできる?
パナソニック「オフタイム」を含む日本の電動アシスト自転車には、法律で定められた速度制限リミッターが装備されています。これは、24km/hを超えると自動でアシスト機能が停止する仕組みで、日本の道路交通法に基づく安全装置です。しかし、このリミッターを解除する改造方法がいくつか存在し、特にバッテリーやホイールセンサー、コントローラーの設定を変更する方法が挙げられます。
たとえば、速度センサーに細工を施し実際の速度より低い数値を検知させることで、24km/hを超えてもアシストを継続させる方法や、バッテリーの電圧や出力を調整してモーターへの供給を増加させる方法があります。これらの方法によりアシスト力が強化され、さらに高速で走行することが可能になります。しかし、こうした改造は非常にリスクが高く、法的には「違法改造」にあたるため公道での利用は法律違反となり罰則の対象です。万一の事故が発生した場合、運転者の重大な責任が問われる可能性もあります。
さらに、リミッター解除の改造は、自転車本来の安全設計を損なう可能性があるため非常に危険です。たとえば、速度を上げすぎるとフレームやブレーキの性能が設計基準を超えてしまい、ブレーキの効きが悪化したり車体のバランスが不安定になったりすることで、制御不能に陥るリスクも考えられます。また、メーカーの保証も無効になるため、リミッター解除をする際は、法的・安全面のリスクを十分に理解した上で、自己責任で慎重に判断する必要があります。
あさひの取扱いはどの年代?
パナソニックの「オフタイム」は、自転車専門店のあさひで最新の2024年モデルも取り扱いがあり、これまでのモデルも販売実績があります。あさひで購入するメリットは、専門店ならではの整備・調整サービスを受けられることです。店舗での受け取り時に、プロの整備士が自転車の最終確認や調整を行ってくれるため、購入直後から安全に乗り始めることができ、安心感があります。
価格面では、あさひは独自のキャンペーンやクーポンの提供が充実しており、タイミングによってはネット購入よりも割安で購入できる場合も多くあります。さらに、パナソニックの電動アシスト自転車には国内生産ならではの高い品質が保証されている上に、あさひでの購入であれば3年間の盗難補償制度も利用でき、万一の盗難時にも補償が受けられる点が魅力です。
このように、品質と安心感を重視しながら長期的に使いたい人にとって、あさひでの購入は非常に安心で便利な選択肢となっています。
空気圧のベストは?
パナソニック「オフタイム」のタイヤに最適な空気圧は240〜310kPa(2.4〜3.1kgf/cm²)です。この空気圧を維持することで、快適な乗り心地と安定した走行が可能になり、摩耗やパンクといったトラブルも予防できます。適正空気圧を保つと、タイヤの接地面積が適切な範囲で接地し、スムーズな走行をサポートします。また、必要以上に空気圧が低いとタイヤが変形しやすくなり、摩耗やパンクリスクが高まるため、空気圧の管理が重要です。
空気圧を管理するには、圧力計付きのポンプを使用するのが理想的ですが、圧力計がない場合は、接地部分の長さを目安に調整する方法もあります。「オフタイム」の適正空気圧におけるタイヤ接地部分の長さは8〜11cmが目安です。
これを参考にしながら、空気圧が適切かどうかを判断できます。また、長期間使用していない場合や気温変化が大きい環境では、自然と空気が抜けるため、定期的に空気圧を確認する習慣が推奨されます。