ビビSXとビビDXはパナソニックの人気電動アシスト自転車シリーズ。
それぞれ異なるニーズに応えるモデルです。
ビビSXは手頃な価格と軽量設計が魅力で、初めての電動自転車購入や日常的な移動に最適です。
一方ビビDXは大容量バッテリーと高い走行性能を誇り、長距離通勤や頻繁に重い荷物を運ぶ方におすすめです。
ただそれぞれ何がどう細かく違っているのかは中々パッと見じゃわからない所。
ここではその違いを細かいところまで比較して検証・解説しています。
ビビSXとビビDXの基本スペック比較7項目
まずはビビSXとビビDXのスペックを比較していきます。
全7項目で比較をしどこがどう違うのか検証。
バッテリー容量
モデル | バッテリー容量 (Ah) | 最大走行距離 (km) |
---|---|---|
ビビDX | 16.0 | 100 |
ビビSX | 8.0 | 50 |
ビビSXとビビDXの違いは主に走行性能やバッテリー容量、快適装備に現れています。
まず、ビビDXは16.0Ahの大型バッテリーを搭載しており、1回の充電で約100km以上の長距離走行が可能です。
対して、ビビSXは8.0Ahのバッテリーを採用しており、最大で約50kmの走行距離となります。
この差は、特に長距離通勤や頻繁な移動が必要な方にとって大きなポイントです。
またモーターはどちらも同じカルパワードライブユニットというものを搭載。
出力できるパワーは同じですがバッテリーの違いによって走行距離に違いが出ている感じです。
フレーム
モデル | 重量 | フレーム |
---|---|---|
ビビDX | 26.8キロ | 国産フレーム |
ビビSX | 24.5キロ | 国産フレーム |
ビビSX、DXともにフレームは国産フレーム。
国産フレームの素材に関しては公式サイトに記述がないので不明です。
また、ビビDXは重量が約26.8kgあり、ビビSXよりも少し重いです。(ビビSX24.5kg)
これは同じ24インチタイヤでの重量になり、26インチになるとそれぞれ+1キロ程度の重量になっています。
バッテリーに容量分、DXの方がわずかに重いということが分かります。
サドル
製品名 | サドルタイプ | 特徴 | カラー |
---|---|---|---|
ビビSX | テールアップサドル・ソフト | ソフトな座り心地 | 茶色 |
ビビDX | テールアップサドル・ソフト | ソフトな座り心地 | 茶色 |
ビビSXはテールアップサドル・ソフト。
ビビDXもテールアップサドル・ソフト。
色も同じく茶色となっています。
テールアップサドルはシティサイクルでおなじみの形状で疲れにくくお尻に優しい形です。
長距離でも骨盤や腰が痛みにくいようになっています。
カゴ(バスケット)
製品名 | バスケットタイプ | バスケットサイズ (高さ×奥行×幅) |
---|---|---|
ビビSX | スムースインオリジナル樹脂バスケット | 高さ約250mm × 奥行約300mm × 幅約360mm |
ビビDX | 大型スムースインバスケット3 | 高さ約250mm × 奥行約360mm × 幅約380mm |
ビビSXはスムースインオリジナル樹脂バスケット(高さ約250mm×奥行約300mm×幅約360mm)。
ビビDXは大型スムースインバスケット3(高さ約250㎜×奥行約360㎜×幅約380㎜)。
若干ビビDXの方が大きいサイズ。
リアバスケットはどちらもオプションで付けることができます。
付けられる種類、数も全く同じでここに差はありません。
変速機
製品名 | 変速段数 | 変速モード | 変速機方式 |
---|---|---|---|
ビビSX | 3段変速 | パワー、オートマチック、ロング | 内装3段シフト |
ビビDX | 3段変速 | パワー、オートマチック、ロング | 内装3段シフト |
ビビSXは三段変速でパワー、オートマチック、ロングの三種類。
ビビDXも三段変速でパワー、オートマチック、ロングの三種類となっています。
ただバッテリ容量の違いでそれぞれの走行可能時間、距離が異なっています。
パワーは坂道発進など力がいる場面で使用。
ロングはバッテリーを節約したい場面で使うようになっています。
変速機の方式も内装3段シフトと全く同じです。
カラーバリエーション
製品名 | カラーバリエーション |
---|---|
ビビSX | ペアグリーン、シャイニーシルバー、チェスナットブラウン、ソリッドネイビー |
ビビDX | オニキスブラック、マットモスグリーン、レッドオーカー、チョコブラウン、ファインブルー、クレメントブルー |
ビビSXはペアグリーン、シャイニーシルバー、チェスナットブラウン、ソリッドネイビーの4色。
ビビDXはオニキスブラック、マットモスグリーン、レッドオーカー、チョコブラウン、ファインブルー、クレメントブルーの6色。
どれも全体的に落ち着いたカラーになっています。
ビビDXの方が6色と多い分明るいカラーもバリエーションの中に一部含まれています。
価格
製品名 | 定価 (税込) |
---|---|
ビビSX | 118,000円 |
ビビDX | 139,000円 |
ビビSXの定価価格は税込み118,000円。
ビビDXの定価価格は税込み139,000円となっています。
上で紹介したようにバッテリーやカゴのサイズ、カラバリの豊富さなどがあるDXは少し価格が高くなっています。
ただ購入先の割引率やセール、ポイント還元でこれが逆転する場合もあるので注意が必要です。
ビビSX・DXのメリット・デメリット
スペックの違いが分かったところで次はそれぞれのメリット、デメリットを比較。
何が優れてるか劣ってるのか確認することで買い物でのミスがなくなります。
ビビSXのメリット
ビビSXの最大のメリットは「価格の手頃さ」と「軽量設計」にあります。
まず、価格面ではビビSXはビビDXと比較して数万円ほど安価で提供されており初めて電動自転車を購入する方や、できるだけコストを抑えたい方にとって非常に魅力的な選択肢です。
特に電動自転車を初めて購入する際、価格は大きな決め手となることが多いです。
ビビSXはその点で手軽に電動自転車の恩恵を受けることができるモデルとして注目されているのです。
さらに軽量設計がもう一つの大きなポイント。
日常的に買い物やお出かけに自転車を使う方にとって軽い車体は扱いやすさを向上させます。
たとえばスーパーでの買い物帰りに重い荷物を載せても、軽い自転車なら駐輪場での取り回しが容易です。
また狭い道を通るときや階段の上り下りをするときにも、ビビSXの軽量さはストレスを軽減してくれます。
このような理由からビビSXは日常生活での使い勝手がよく、特に頻繁に自転車を移動させる場面が多い方にとって、大変便利なモデルだと言えるでしょう。
ビビSXのデメリット
ビビSXには多くのメリットがある一方で、デメリットもいくつか存在します。
まず最も大きなデメリットとして挙げられるのがバッテリー容量の少なさです。
ビビDXと比較するとビビSXのバッテリーは容量が少ないため、1回の充電で走行できる距離が短くなります。
長距離を頻繁に走る方にとっては途中で充電が切れるリスクが高まり、充電の手間が増える可能性があります。
例えば通勤や通学で片道10km以上の距離を毎日走る方や、充電設備のない場所への長時間の外出が多い方にとってはバッテリーの持ちに不安が残るでしょう。
さらに、装備の省略もデメリットです。
ビビSXはコストを抑えるために一部の高機能装備が省かれています。具体的には、ビビDXに搭載されているような大容量のカゴが装備されていません。
これにより買い物などで荷物を多く運ぶ方にとっては、快適さが若干損なわれる可能性があります。
たとえば長時間の移動での振動が伝わりやすくまた大型のカゴが必要な場合には不便さを感じるでしょう。
まとめるとビビSXはコストパフォーマンスが高く、軽量で使いやすいというメリットがありますがバッテリー容量やモーターのパワー、そして装備の充実度においてはビビDXに劣るため、長距離走行や坂道の多いエリア、荷物を頻繁に運ぶ方には物足りなさを感じるかもしれません。
ビビDXのメリット
ビビDXの大きなメリットの一つはその長距離走行に強い性能です。
特にビビDXには16.0Ahの大容量バッテリーが搭載されており、1回の充電で最大100km以上の走行が可能です。
これは、通勤や通学など日常的に自転車を使用する方にとって、頻繁に充電する手間を大幅に減らしてくれる点で非常に魅力的です。
たとえば片道10km以上の通勤が必要な場合でも、数日間は充電なしで走行できるため、充電のストレスを感じることなく使用できます。
また、週末に遠出をする際にも、充電切れの不安を感じずに楽しむことができるでしょう。
これはビビSXの最大走行距離と比べて倍以上の数字になるのでかなり大きなメリットになります。
ビビDXのデメリット
一方、デメリットとしては、ビビSXと比較して価格が高めであることが挙げられます。
数万円の差があるため予算に余裕がない場合には購入をためらう要因となるでしょう。
また、ビビDXはビビSXに比べて重量が重いため、取り回しが少し難しく感じることがあります。
例えば、駐輪場で自転車を頻繁に移動させる場合や、狭いスペースでの使用には多少不便さを感じるかもしれません。
総じて、ビビDXは快適さと走行性能を重視する方にとって理想的な選択肢ですが、予算と使い勝手を考慮する必要があります。