「電動自転車って坂道でも楽になるの?」
坂道での自転車の運転は通常、身体的な負担が大きく心理的なストレスも伴います。
そこで思い浮かべるのが電動自転車!
電動アシスト自転車は元々このような坂道での負担を軽減するために設計されてるんです。
とはいえ坂を登ってる人見ると結構しんどそう…本当に楽…?
ということでここでは坂道発進の電動自転車の強さ、おすすめの選び方を詳しく解説します。
この辺りがポイントです。
急こう配の坂が多い地域に住んでる方は必見です。
電動アシスト自転車の基本
電動アシストの機能とは
電動アシスト自転車は主にペダルを漕ぐ動作にモーターからの電力による支援を提供することでライダーの負担を軽減します。
ここで重要なのがこれが「アシスト」として機能するという点です。
つまりライダーが全くペダルを漕がない状態ではモーターは作動せず、自転車は動きません。
ライダーがペダルを漕ぎ始めたときにのみアシスト機能が働きます。
なので電動アシスト自転車はペダリング時ならいつでもにモーターからの補助を受けることができます。
通常人力とアシストの比率は「1対2」が上限で、坂道や低速時にこのアシストが最も効果的です。
電動自転車なら普段の自転車のおよそ半分の力で漕げるということになります。
アシスト比率
「1対2」の比率とはライダーが提供するエネルギーに対してモーターから2倍のエネルギーサポートが加わるという意味です。
走行中にペダルをこぐ力を、搭載されている電動モーターが補助(アシスト)する仕組みの電動アシスト自転車に関して、道路交通法施行規則では、搭乗者がペダルをこがないと走行しない構造であること、アシスト比率は人の力:電動力が最大で1:2であること、
https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20231025_1.html#:~:text=%E8%B5%B0%E8%A1%8C%E4%B8%AD%E3%81%AB%E3%83%9A%E3%83%80%E3%83%AB%E3%82%92,%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%81%A9%E3%81%8C%E5%AE%9A%E3%82%81%E3%82%89%E3%82%8C
これは坂道や出発時の加速、高齢者や体力に自信のないライダーがより楽に乗れるようにするための設計です。
またこれ以上アシスト力を強くすると予想以上のスピードが出る事故を防ぐための理由もあります。
なのでアシスト機能の最高速度もどの自転車でも関係なく24キロまでと定められているわけです。
電動自転車の坂道運転コツ
先ほど話したように電動アシスト自転車は、ペダルを漕ぐ力に加えて電動モーターが力を提供します。
このアシスト機能が坂道での負担を大幅に減らすのです。
そのアシスト力をさらに向上させてしんどさを軽くさせたいならこの三つを意識することが大事。
街で辛そうにペダルを漕いでる人はこのポイントがちゃんと出来てないのかもしれません。
1、ギアの使い方
まず一つ目はギアの使い方。
これはギアは低めに設定することで、ペダルを軽く回しやすくなるからです。
自転車には右ハンドルにギアの高低を変えることができるスイッチが付いています。
これを1、ないし0といって低い数字に変えることが坂道を楽にするポイント。
低いギアの方がタイヤを軽い力で回すことができるので坂道のペダルの重さが大きく軽減できます。
平地を走った時のままでギアを設定している人は坂道での切り替えがカギです。
2、アシストモードの活用法
二つ目はアシストモードの活用。
アシストモードは坂の傾斜に応じて最適な設定を選んでくれるからです。
電動自転車には走る場所や環境に合わせて作られたアシストモードがあります。
車種によっても違いますがこのような感じでモードが分かれています。
なので坂道を進むときはパワーモードに当たるモードを選択すると楽になります。
このモードをずっと初期のままで使っていると中々しんどい思いからは抜け出せないということです。
3、ペダリングのテクニック
三つ目はペダリングのテクニックです。
坂道では力を入れすぎず、リズミックにペダルを回すことが重要です。
力を入れると逆に回転速度が遅くなりかえってつらい思いをしてしまいます。
なので坂道を登る際は速度を10km以下に保ち、ペダルには一定の力で踏み続けることが重要です。
また、立ちこぎは避け座ったままの姿勢で均等に力を入れましょう。
立ち漕ぎをすると上のリズムが乱れて入れた力を上手くペダルに伝えることができなくなります。
坂道に強い電動アシスト自転車の選び方
坂道に強い電動アシスト自転車を選ぶ際は、モーターのパワーとアシストモードが切り替え可能なモデルを選ぶことが望ましいです。
これによりさまざまな道条件に応じて最適な走行が可能になります。
モーターのパワー250W以上
まず見るべきポイントはモーターのパワーが205W以上かどうか。
坂道での効果的なアシストには強力なモーターが不可欠です。
モーターの出力は通常ワット(W)で表され、数値が高いほど強い力を発揮します。
坂道が多い地域で使用する場合、250W以上のモーターを搭載した自転車を選ぶことが推奨されます。
強力なモーターはより急な坂でもライダーの努力を効果的に補助し、ストレスなく登坂することを可能にします。
アシストモードの種類
他にはアシストモードの種類がたくさんあることも。
モードが多いと坂道用のモードが搭載されてる可能性が高くなるからです。
多くの電動アシスト自転車には先ほどのエコ、ノーマル、ハイのように異なるアシストモードが設定されています。
これらのモードは使用状況に応じて選択できるため、坂道では「ハイ」モードを選んで最大限のサポートを得ることができ、平坦な道では「エコ」モードに切り替えてバッテリーの消耗を抑えることが可能です。
アシストモードが多様な自転車を選ぶことで坂道はもちろんより多くの状況に適応しやすくなります。
総重量
最後に電動自転車の総重量も重要です。
自転車の総重量は持ち運びやペダリングの際の負担に直接影響するからです。
特に坂道では軽量な自転車の方がペダリングが容易。
選び方のコツとしてはアルミニウムやカーボンファイバーなどの軽量材料で作られたフレームのモデルにすると総重量を減らすことができます。
ただ電動自転車はバッテリーとモーターの重さにより通常の自転車より重くなるためそのバランスを考慮して選ぶことが重要です。
電動アシスト自転車のメリットとデメリット
電動自転車は坂道発進以外にも色んなメリットがあります。
坂道のしんどさ以外にも悩みがある人はそれが解決できるのかのチェックもしておいた方がいいかもしれません。
逆に電動自転車のデメリットも存在するのでこれからの購入を考えてる人は注意点です。
メリット3つ
メリットはこの3つ。
一番大きいのは重い荷物や子供を乗せての運転でしょう。
坂道じゃない場面でも買い物や送り迎えなどこの機能が活躍する場面は多くあります。
リュックを背負って子供をチャイルドシートに乗せた時の力が50%で済むと考えればかなり大きいです。
足だけでなくハンドルを支える腕や気持ちのしんどさも軽減されるので思っている以上に大きな影響があります。
デメリット3つ
一方デメリットになる要素もアリ、それがこの3つ。
もしバッテリーが運転中に切れてしまったらその場で普通の自転車のように漕ぎながら帰らないといけません。
しかも重量が通常のママチャリより重いのでその労力がかなりかかってしまうことがマイナス。
そしてどうしても価格が電動じゃない自転車より上がってしまうのもネックです。
電動以外だと新品でも1万円代は多くありますが、電動自転車だと6、7万円くらいからスタートなので初期投資が必要です。
またバッテリーの劣化もあるので自転車がまだ動いても交換や修理をするタイミングがいち早く訪れます。
電動自転車を買う時はこれらのリスクも頭に入れながら選ぶ必要があるでしょう。
まとめ
ここまでをまとめるとこうなります。
電動アシスト自転車は坂道や長距離の移動をサポートする素晴らしいツールですが、使用する際には適切なメンテナンスと操作方法を理解することが重要です。
適切な自転車を選ぶことで坂道のしんどさ軽減はもちろん、軽自動車のような感覚で遠出ができます。
マンションなどの賃貸でも導入可能なので充電設備がなくて、と悩んでる人も安心してくださいね。